環境報告書2015
素材及び資源利用の削減
素材利用の削減
資源の有効利用を図るため、投入量を抑制すると共に、製造段階で廃棄物となる量(割合)を削減するための対策を継続、展開しています。以下に各サイトにおける主な素材の有効利用の取り組みについて紹介します。●JAEサイトにおける取り組み
金めっきにおける金素材の使用量を削減するために、適正めっき領域の管理など効率的な改善を継続的に実施しています。また、機械加工における素材使用量を削減するために、適正な寸法による購入を進めています。
●HAEサイトにおける取り組み
プレス用金属材料の材料幅及び端子保護材削減による素材使用量の削減、成形品を取り出した時に排出される不要なスプルー・ランナー(※マウスを置いて定義をご覧ください)の縮小化、金型設計におけるゲート(※マウスを置いて定義をご覧ください)の数・形状・配置の改善、及びコールドランナーからホットランナー化などを行うことで成形材料を削減、再生材利用による新規購入投入材料の削減を継続的に進めています。
●YAEサイトにおける取り組み
プレス用金型の小型化、金属材料の材料幅の見直しにより素材使用量を削減する施策を継続的に進めています。また、成形材料の再生材利用による投入材料の削減及びスプルー・ランナーの小型化による素材使用量の削減によりCO2削減にも大きな成果が現れています。
●FAEサイトにおける取り組み
金型部品製造工程(放電加工)で使用する銅合金の電極材の再使用率向上の取り組みにより、大幅な使用量削減(CO2:0.52t(目標値0.36t))ならびに金属廃棄物の削減に寄与しています。
●SAEサイトにおける取り組み
機械加工部品の内製化推進と併せて切削加工しろ縮小の取り組みを継続することで、金属廃棄物削減、素材製造時のCO2発生量抑制に寄与しています。
資源利用の削減
日本は水の豊かな国のように見えますが、世界最大の仮想水(※マウスを置いて定義をご覧ください)の輸入国であるとも言われています。世界に目を向けると爆発的な人口増加や干ばつなどの異常気象により、人が一日に必要とする水の10分の1も得ることのできない人たちが数多くいます。ここでは国内・海外の航空テキサス ホールデム 確率グループで活動してきている森林保護、河川・海岸清掃などの他、水資源の利用量削減例を幾つか紹介します。